重層的非決定

モーニング娘。

L. Althusser

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■二度と行かない店

ヨドバシ梅田のレストランゾーンにラーメン屋がある。豚骨ラーメンの店と北海道ラーメンの店の二店舗。手軽なので時々利用していたのだが、そのうちの豚骨ラーメンの店「とんこつらぁ麺-CHABUTON(ちゃぶとん)-」ってグロービート・ジャパンが運営する店だったのね。

二度と行かない。

グロービート・ジャパン参考ページ

2008/02/29(Fri) 23:40:00

■PHPに関するメモ

サーバ設定に関するメモ

FireFoxで画面をスクロールした状態で、次のページを表示した後、前のページに戻ると、スクロールした位置が保存されず、そのページの一番上に戻って表示されることがある。Internet ExplorerとかSafariではこの現象は起きない。またFireFoxでも常にそうなるわけではなくて、特定のページのみ。

果てさて、どうしたものかとネットで情報を探してみるが、いまいちはっきりしない。FireFoxのキャッシュの使い方が他のブラウザとは違っているように思える。FireFoxの設定ではどうにもならない感じだった。ということで一般的にはあきらめるしかない。

ただその「特定のページ」を作っている一人が他ならぬ私なのだ。サーバ側の設定の問題だろうという情報を手がかりに、私がそのページを記述しているPHPの設定を探す。問題は間違いなくセッション管理。

見つけました。

上の現象はセッションを使っているページで起こる。そこでセッションを開始するときに一つ記述しておかなければならなかった。

session_cache_limiter('private');

session_start();

これでスクロール位置その他諸々がブラウザのキャッシュに保存される。

2008/02/21(Thu) 17:17:15

■WindowsからWebDAVサーバにアクセスする

パソコンの設定についての個人的メモ。

スケジューリングを複数のPCで行いたい。一台は自宅のmac mini、もう一台は持ち歩き用のLet's note。

これまではずっとso-netのウェブ上のサービスを使ってきた。ウェブならばPCの台数は関係ない。ネットに繋がらないとスケジュール確認が出来ないのは不便だが、それはとりあえずよいとしよう。問題は操作性だ。so-netのサービスは何とも動作が緩慢でストレスがたまる。またUIもそれほどこなれているとはいえない。

macでスケジュール管理を行うとすればiCalというソフトがある。ただこれはスタンドアローンで用いるのが基本のソフトだ。これを他のPCと共有して使えるようには出来ないか。

WebDAVを使え、とある。WebDAV上にiCalのデータを公開し、それをWindowsからたとえばSunBirdなり何なりiCal形式のデータを扱えるソフトで扱う。なるほど早速やってみようというわけで、まずはWebDAVの構築を行った。

MacでWebDAVを構築するのは比較的容易だ。MacOSXには最初からWebDAV用のモジュールが含まれており、Apacheの設定をいじるだけで簡単にWebDAVサーバが構築できる。そのあたりの設定はネット上のどこにでも転がっている。

問題はそこからだ。当然不特定多数の人にアクセスはしてもらいたくないものだから、認証をかけることになる。本当は厳密にはセキュアではないが、とりあえずと言うことでBasic認証をかけておくことにする。さてさて、それではWindowsからアクセスしてみるか。できない。

第一の関門はあっさり見つかった。Basic認証という中途半端な認証がよろしくなかった。それはセキュアではないということでWindows側がはじいていたのだ。そのポリシーは間違いではない。間違いではないが、とりあえずその制限は外すことにしよう。Windowsのレジストリエディタで設定を変える。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\WebClient\ParametersのUseBasicAuthの値を「1」にする(VistaならBasicAuthLeveの値を「2」にする)。

これでWindows上の設定はいけるはず。でもまだ認証が通らない。訳が分からない。困った。

原因は意外なところにあった。やはり問題はWindowsだ。第一の問題とは違い、今度はWindowsがおかしい、としか言いようがない。

なんとWindowsはユーザ名にサーバ名をつけて送信するらしい。つまりsavernameというWebDAVサーバにusernameとユーザ名を設定してWindowsから認証しようとすると、サーバにはsavername\usernameというユーザ名が送られてくると言うのだ。ひどい話だ。Windows側からの対処方法は分からない。というので間抜けな話だが、最初からサーバ側にsarvername\usernameというユーザ名を登録しておく。これでWindowsからWebDAVサーバへのBasic認証が通る。

ということで何とかWebDAVサーバをWindowsから使えるようになった。さてここにiCalデータを公開して、Windowsから見てみることにしよう。おお、きちんと見える。さてスケジュールを変更してみよう。さあ、変更した予定をもう一度macで見てみると。。。変更が反映されない。

iCalのデータの公開機能はあくまで閲覧専用なんだって。外部からデータを編集しても、iCalはローカルに保存してあるデータを使ってWebDAV上のデータを上書きしてしまう。iCalのスケジュールデータ公開とは複数人でスケジュール確認を相互に行うためのものであって、一人の人間が同じスケジュールデータを複数のパソコンから行うためのものではなかったのだ。

結局私の用途には使えない。

結局グーグルのカレンダー機能を使うことにした。so-netのサービスより動作が機敏。

苦労してWebDAVサーバを構築したのは何の意味もなかった。

2008/02/14(Thu) 14:29:52

■倖田來未

倖田來未の発言について。

擁護をするつもりならすぐにエントリーを起こしたのだが、そんな気にはならなかった。私はあの発言の擁護はとうてい出来ない。例えば私が好きな芸能人がそういう発言をしたら、どう思うか。きっとかなり失望すると思う。「私が好きな芸能人」はいろいろ問題を起こしてくれる人なのだが、しかしそのいずれの問題も私を失望はさせなかった。だがこの手の発言は私は擁護は出来ない。

「無知」だったのだという。無知を責めるのは忍びない。無知も罪となることはあるが、その結果責任は負わざるを得ないこともあるが(紅白出場辞退とか2ヶ月活動自粛とかシングル発売中止とか)、その人の人格評価に著しいマイナスとは、私の場合はならない。倖田來未は無知だった。でもそれだけか?

かりに彼女の発言に真実が含まれていたとしよう。35歳以上の女性については何らの体質変化が起こり、妊娠した際の羊水の成分が20代とは違ったものになり、それが出産の際にマイナスの影響を及ぼすと言うことが仮にあったとしよう。そうであれば彼女の発言は無知だということにはならない。そしてそうであった場合、彼女の発言は容認されるものだったのだろうか。私はそうは思わない。

問題はそんなところにあるのではないだろう。無邪気に無知な発言は世の中に満ちている。でも今回の発言が問題となったのは、その発言が人を毀傷するものであったからだ。より厳密に言うとその発言の中にそういう言葉が含まれていたからだ。

「腐る」。仮に先に示した想定が実際にあったとして、医療関係者はその状態をこの言葉を使って表現するだろうか。事はデリケートな問題なのだ。高齢出産の危険性を指摘する言説にこの現象が加わるにしても、その際にはもっと別の言葉が採用されるはずだ。

腐敗は他所に浸食していくもの故、それは他とは切り離される必要をもたらす。「腐ったミカン」の何とやらである。腐るという言葉にはそういう意味が含まれているのだ。だから反抗的な生徒を「腐ったミカン」と呼ぶことはとても教育的ではないわけだし、新しい命を宿す身体の一部に用いるのにもとてもふさわしくない言葉なのだ。そしてこうした言葉の選択は知識の問題ではなくて、センスの問題である。他者に対する想像力を多少なりとも持つものなら、この言葉を選択することはできない、そういう言語使用のセンスの問題である。

倖田來未にはそのような他者を想像して言葉を使うという、一般人でも持つべき、ましてや歌手という表現者としての立場では決しておろそかにしてはならないところで大きな失敗を犯した。私は彼女のファンではないからどうでも良いが、私が好きな歌手がそういう発言をしたら大きく失望するというのはそういうことだ。そして私が倖田來未を歌手として肯定的に評価することは今後もないだろう。

2008/02/14(Thu) 13:48:21