モーニング娘。
L. Althusser
ブックマーク代わりに。
コメント欄の反応も素敵。「軍隊でも違法な命令は拒否できる」と力説する人とか。いや、そういうことではなくて、「軍隊」が「軍隊」たらんとすれば、成員に強固な上意下達的精神をたたき込むことが求められるわけで、そうした精神を一般社員とか公務員とかに持たせることを願望することの是非を問うているエントリなのだと思うのだが。
宮崎県知事、東京都知事、大阪府知事、そしてそれらの高い支持率、なんだかんだ世の中、「軍隊」好きな人って多いなあ。
久々にブラウザ関連で大きな動き。
Firefox 3正式版リリース。これがなかなかにすごい。何がすごいって、とりあえず入れた直後の使用感とかは前バージョンと差がなく、違和感なく使えるのに、使っているうちに「これはいい」と思えてくるところ。バージョンアップとはかくあるべき、という見本のよう。
動作が軽い。これだけでもう前のバージョンには戻りたくなくなる。なのになにげに機能が充実していて、かゆいところにも手が届く感じ。
とりあえずWindowsマシンは迷わずすべてバージョンアップ。「これしかないっしょ」。迷ったのはmac。今使っているのはmacOSXデフォルトのSafari。いかにもmacOSXになじんでいて、いろいろ気が利いていて、それなりに使いやすい。ただ時々不安定に重くなることがあって、ブラウザの再起動を要することが結構あった。とりあえず併用してみよう、と思ってmacにもFirefox3をインストールしてしばし使ってみる。60分後。Firefox3に一本化することに決める。
前バージョンでは微妙に感じたmacOSとのUIレベルでの不整合がほとんど感じられなかった。FirefoxをmacOSXに馴化させたものとしてはCaminoがあったのだが、残念ながらというべきか、もう使命は終わったのかな、と思わせられた。それぐらいにFirefox3のできはいい。
たとえ話を二つ。
本屋かどこかでヌードグラビアを立ち読みしているか、購入しているところを仕事関係者にみられ、それを公的な場でネタにされた。
それなりにラディカルな政治集会に参加しているところを仕事関係者にみられ、それを公的な場でネタにされた。
いずれにしても己の顔をさらしてやっているわけで、それに対しての義務とか責任とかは負う覚悟は持っているつもりではあっても、その場を直接誰にみられてもそれはそれでありだと思っていても、それをまるで違うコンテキストの場で「暴露」されるのは少し困ってしまう。
ま、「暴露」した本人に悪気がないのはわかってはいるのだけれど。それにそれを「ルール違反だ」などというほど一般的なルールがあるわけでもない。そういうのがいやなのだったら最初から徹底的に匿名化しておくべきなのだ。あえて顕名性を持たせておいて、泣き言を言うのはいかにも書き手のわがままだ、とは思う。
それでも人は政治集会に参加する権利はあるし、そのときには顔を、実名をさらして参加するのはおかしなことでもなんでもないし、しかるにそれをその集会とは無関係な場でいちいち言及されたくはない、というのもそれほど間違った思いとも思えない。
私は私が書いている二つのブログ、いずれにしても幾ばくかの「批評」性を持ったものとしようとしてきた。よくある一般的な「ファンサイト」とか「趣味サイト」とかそういう性質のものだったら、徹底的に匿名性を持ったものとして運営するのもありだと思う。しかし多少なりとも批評性を持ったものとしてサイトを運営し、すなわち対象に対して否定的な意味を持った言及を行うこともある以上、一定の顕名性を持たせるべきだと思っている。このあたりの私の考えなどについてはProfileのページを更新してしたためておいたので、参照されたい。
「暴露」されてしまったものは仕方がない。とりあえずリアルな場での「火消し」はやれることはやった。とりあえずそろりそろりと復活して参ろう。