論文構成
論文の標準的構成(p.127,129)
論文の構成にはいくつかの流儀があり、時代によっても流行り廃りがある。
本実習では比較的新しい構成例を紹介する。
- Header
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- 日付(発表レジュメのみ)
- 文責・著者名
- 論文の題名(p.242)
- 目次(投稿規定による)
- Body
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- 要旨(Abstract)(p.245)…「はじめに」
- 論文の目的…主張・結論(規定文)
- 構成
- 序論(Introduction)(p.148,p.182)…内容に即したタイトル
- 問題提起
- 問題の意義と背景
- 先行研究レビュー(p.186)
- 研究方法(データ・資料)(p.200)
- 本論(Main)…内容に即したタイトル
- 主張Aとその論証
- 主張Bとその論証
- 主張Cとその論証
- 考察・結果(p.238)
- 結論(Conclusion)(p.178,p.240)…「おわりに」
- 結果(規定文)
- 結果に対する評価(意義と限界)
- 今後の課題
- 要旨(Abstract)(p.245)…「はじめに」
- Supplement
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- 注
- 文献一覧
補足:序論・序章
- 「序章」「はじめに」に相当する章に「要旨Abstract」を書く
- 主張の詳細・背景・先行研究レビュー・研究方法の詳細は第一章(序論Introduction)に書く
※テキスト「06 一回目の序論を書く」(p.148)、「12 一回目の序章を書く」(p.182)で解説されている序論・序章はここでの「はじめに」と序論を合わせたものである。
テキストの序論・序章の書き方は文系分野における古典的な流儀に則ったものである。この流儀に則ると「規定文」が序論・序章のおわりに配置されることが多くなり、読みづらい。
補足:本論
「本論」は全体が短ければ例のように一つの「章」にすることもあるが、長くなれば複数の「章」に分割する。
研究課題05:論文原稿(形式)
研究課題03:情報社会学概論レポート:タイトル(形式)で定めた「論文概略」に従った内容の論文を作成するものとする。本論文のアウトラインを作成せよ。書式は「スタイル」機能を用いて適切に設定せよ。