PREP型提案書作成課題
墨俣城建築に関する企画書(形式)
下記企画書をもとに提案書をプレゼン文書として作成せよ。
1566年6月10日 拝啓 梅雨の候、貴下ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。 貴財団におかれましては美濃の攻略に苦戦されているよし、この状況を打開する案をご提案させていただきたく、企画案をお持ちいたしました。 提案内容は、1.美濃斉藤領との境、長良川対岸に城を建設すれば、そこを拠点に美濃攻略に劇的な効果が見込まれること、2.城建設に対して弊社は独自のノウハウを持っており、それを採択していただければ、円滑な工事が可能であること、の2点を骨子としたプランでございます。 工期・工費ともにみなさまに必ずご満足いただける提案になっていると自負いたしております。 よろしくご検討くださいますよう、お願い申し上げます。 敬具 記 以上 材料の切り出しから加工までを安全な場所ですべて行い、完成した部品を建設場所まで移送し、その場で組み立てのみを行います。 敵からの来襲などに強い戦国の世にふさわしいまさに時代の先端を行く工法です。 ※弊社独自の画期的な工法です(特許申請中)墨俣城建築に関する企画書
項目 細目 補足
建設物 城 土塁、塀、小屋など
場所 墨俣 長良川と犀川合流地点
工法 プレハブ 弊社オリジナルの画期的な方法です
費用 2億円 材料費、工事費、設計料すべて込み
工期 10日 建設場所での作業は3日
付録1 建設予定地
付録2 工事日程
6月15日~6月22日 6月23日~6月24日 6月25日
木材きりだし・加工 土塁・塀工事 城内小屋建設
付録3 費用見積もり概算
品目 単価 数量 小計
建設木材など 8,500万円 一式 8,500万円
人件費 950万/日 10日 9,500万円
その他諸費用 2,500万円 一式 2,500万円
値引き -500万円
合計 2億円
付録4 プレハブ工法について
作業手順
情報の整理
上記企画書の中から「Point(自分たちの)提案」「Reason(相手の)背景・提案の妥当性・目的・目標」「Evidence(主張を妥当とする)根拠」を各々切り出してみよう。
- Point(自分たちの)提案
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- この状況を打開する案をご提案させていただきたく
- よろしくご検討くださいますよう、お願い申し上げます。←なにを提案するのか、簡潔かつ具体的に。好みによってはキャッチーさも
- Reason(相手の)背景とそれに対する(自分たちの)主張の妥当性
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- 相手の背景
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- 貴財団におかれましては美濃の攻略に苦戦されている←もう少し情報を具体的に足したい。何が問題となっているのか?
- 美濃を攻略したい。
- そのための拠点を築きたい。
- 拠点として有効なのは最前線だ!
- でも最前線に拠点を築こうとすると…
- 貴財団におかれましては美濃の攻略に苦戦されている←もう少し情報を具体的に足したい。何が問題となっているのか?
- 自分の提案の妥当性
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- 提案のコンセプト
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自分の主張が相手の背景に見合ったものであることを具体的かつ簡潔に示す
- 美濃斉藤領との境、長良川対岸に城を建設すれば、そこを拠点に美濃攻略に劇的な効果が見込まれること
- 城建設に対して弊社は独自のノウハウを持っており、それを採択していただければ、円滑な工事が可能であること
- 提案の目的
- 提案の価値(正否)について相手が判断するポイント
- 提案の目標
- 提案の正否分岐点(可能な限り具体的に)
- Evidence(提案を妥当とする)根拠
-
- 「記」および「付録」の内容全て←目標がクリア可能であることを具体的に示す
構成
上でまとめた情報を
の流れに沿って並べ替え、ストーリーを作る。
Pointの内容は提案書の「はじめに」と「おわりに」におかれるが、その際簡潔かつキャッチーなフレーズを「はじめに」に、より具体的で総括的な内容を「おわりに」におく。