アニメーション
「アニメーション」というと画面の派手さ演出のために用いると考えられることがあるが、情報の出し方をコントロールするために用いるのが本義である。
一枚のスライドに書かれている情報をすべて一度に出すと、閲覧者の視線が定まらなくなることがある。1枚のスライド中で情報を順番に表示することで、今見せたい情報に閲覧者の意識を集中させることができる。
アニメーションの設定
![「アニメーション」から[開始][スライドイン]](/weblesson/office/image/pptAnimation01.png)
情報表示のタイミングをコントロールするためのアニメーションは[開始]より選択する。今回は「スライドイン」。
- アニメーションの設定をしたいオブジェクトを選択する
- 「アニメーション」リボン→「アニメーショングループ」より「スライドイン」を選択
![「効果のオプション」](/weblesson/office/image/pptAnimation03.png)
- 「アニメーション」リボン→「効果のオプション」の設定をする。
上記の例は「方向:下から」「連続:段落」になっている。
「方向」は好きな方向を選ぶと良い。
「連続」は、アニメーションが情報を小出しにするために用いる限り、一番下の項目(「段落別」)を選ぶのが良いだろう。
![「アニメーションウィンドウ」ボタン](/weblesson/office/image/pptAnimation04.png)
- アニメーションの表示順序やタイミングを細かく調整したいときには「アニメーションウィンドウ」で操作を行う。
![アニメーションウィンドウ](/weblesson/office/image/pptAnimation05.png)
今は「前期」がまとまって表示され、次に「後期」が表示される設定になっている。
「前期」内の項目を順に表示させたいときには
![アニメーションウィンドウで動作タイミングの変更](/weblesson/office/image/pptAnimation06.png)
- 表示タイミングを変えたい項目の右▼をクリック
- 「クリック時」を選択
- 各項目に対して同じ設定を行う
![すべての項目を「クリック時」に変更](/weblesson/office/image/pptAnimation07.png)
上の項目から順に表示される
例えばまず大枠(今回の例だと「前期」「後期」)を先に表示させ、詳細を後から表示させたいとする。
- 「前期」の次に表示したい「後期」を選択する。
- 「前期」の次に来るまで▲ボタンを連打する。
大枠を表示してから、詳細項目が表示される。
項目の表示順序は自由に設定できる。
![アニメーションウィンドウより「削除」](/weblesson/office/image/pptAnimation12.png)
アニメーションを削除するときには
- 削除したい項目を選択して、▼ボタンをクリック
- 「削除」を選択
スマートアートでのアニメーション
スマートアート使用時にももちろんアニメーションは用いることができる。このとき「効果のオプション」「連続」の選択肢が変わる。
![「効果のオプション」「連続」の項目が増える](/weblesson/office/image/pptAnimation11.png)
- すべて同時
- 「大項目AB」・「小項目AB」
- 個別
- 「大項目A」→「小項目A」→「大項目B」→「小項目B」
- レベル(一括)
- 「大項目AB」→「小項目AB」
- レベル(個別)
- 「大項目A」→「大項目B」→「小項目A」→「小項目B」
課題:「ライティング実習について」(
形式)
スライドの視覚効果:「ライティング実習について」(形式)で作成した4枚目(SmartArt使用)、5枚目(作図機能使用)のスライドに自由にアニメーションの設定をした上で上書き保存せよ。