オリエンテーション
ご入学おめでとうございます。
まずは当面使用するテキスト『龍谷大学情報システムガイドブック』を参照してみましょう。
さて、皆さんはこのページをどんな樹々もとい機器で見られているでしょうか?スマートフォンですか?パソコンですか?あるいはタブレットでしょうか?
テキストを閲覧しながら、他のページを見ながら、色々情報検索しながら、これから課題を行っていかなければなりません。スマホでそれができますか?出来なくはありませんが、効率が非常に悪いです。複数の情報を画面に同時に表示しながら、作業を行う、そのためにはパソコンは必須です。そして皆さんが大学卒業後に行うことになるであろう様々な業務でもやはりパソコンが必要になることでしょう。
スマートフォンは情報を閲覧するだけなら便利に使えますが、情報を集め、加工・分析し、それを元に自身で新たに情報を生み出す、そうした作業には対応しきれません。そのためにも皆さんにはパソコンを十分に使えるようになってください。
個人で自由に使えるパソコンを持っていますか?まだ持っていないようでしたら、是非購入を検討してください。しばらくは共用でもやむを得ませんが、なるべく早く自分専用のパソコンを入手してください。もちろんお金がかかりますが。。。
もし今からパソコンを買うぞ!という人がいたら、次の点をチェックしてください。高価なパソコンを買う必要はありませんが、安物買いの銭失いになってはいけません。
パソコン購入アドバイス
パソコンを買うときには必ず「スペック」と書かれている表を確認してください。オンラインショップでも実店舗でも最低限のスペック情報は得られるはずです。
CPU | 現行のパソコンならあまり気にしなくても良い。Core iシリーズが無難(AND Ryzen, Apple M1でも可) |
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画面サイズ | 好みで良いが、お勧めは13~14型 |
画面解像度 | FHD(1920*1080)以上 |
メモリ容量(RAM) | 8GB以上 |
ストレージの種類(HDD,SSD) | 絶対にSSDを選ぶこと |
ストレージ容量 | 最低128GB以上 推奨256GB以上 |
バッテリー駆動時間 | 10時間以上が望ましい |
重量 | 好みだが持ち歩ける方が良い(1.5kg以下) |
OS | Windows 10 もしくは MacOS |
Webカメラ・マイク | 最近のノートパソコンには普通は付いている |
この条件を守らないとどうなるのでしょう?
- CPU
- ちょっと操作がもたつくかな~。でもまあいっか
- 画面サイズ
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- 大きすぎる…持ち歩けね~
- 小さすぎる…老眼で文字が見えね~
- 画面解像度
- 画面が小汚くて、使っている内にだんだん心が荒んでくる
- メモリ容量
- ブラウザでウェブを閲覧しているだけでも固まり、画面をゲンコツで殴りつけたくなる
- ストレージの種類
- パソコンを起動しても操作できるようになるまで長時間待たされ、パソコンをゴミ箱に捨てたくなる
- ストレージ容量
- 動画などをため込むとOSの更新がうまくできなくなることがある
- バッテリー駆動時間
- 授業中にバッテリー切れを起こす(カタログスペック通りには絶対使えない。カタログで長いめでないといざというとき使えない)
- 重量
- 持ち歩けない。持ち歩いたら腰を痛める
- OS
- 授業担当者から指定されたアプリケーションが使えないことがある
- Webカメラ・マイク
- 語学系の授業で必要になるかも
最近タブレットiPadが人気ですが、これは止めましょう。セカンドマシンとして用意するのは構いませんが、それとは別に「パソコン」が必要です。ここで言うパソコンとは「OS」にWindowsかMacOSを搭載している機器のことです。
「最近のiPadはパソコンより性能いいって言ってた!」と思うかもしれません。そういう話もあります。が、性能というのには注意が必要です。iPadの性能がパソコンを上回るのはある決まった用途に用いる場合の処理速度です。しかしできることの幅からいうとパソコンの方が圧倒的に広いのです。パソコンにはできるが、iPadにはできないことがたくさんあります。そして大学で要求されること、卒業後に一般的な総合職に求められることはこのパソコンでできること(iPadではできないか、不便なこと)なのです。
上記条件が守られたパソコンであれば授業その他で困ることはないはずですが、一応お勧めを。
- 大学に入ったからにはパソコン得意にするぞ!な人
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- MacBook Air
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Apple公式サイトで買えば学割がききます。一番安い構成なら税込み10,3180円で買えます。それで問題ありません。
Macは割高、なはずなのですが、MacBook Air(2021)に関してはコスパが超絶いいです。Windowsパソコンでもこのスペックでこの値段はそんなにありません。もちろんチェックポイントはすべてクリアしています。
難点はOSがWindowsではないことです。大学の実習室ではWindowsが使われています。もちろん本実習でもWindowsを前提として説明します。だから説明と操作が同じ見え方をしていないとついて行けない人には向いていません。しかしできることに違いはありませんから、ちょっと自分で工夫すればMacでも問題ないはずです。というわけで、そのちょっと自分で工夫しようという意欲がある人にだけお勧めします。そしてそのちょっと自分で工夫することの積み重ねが実はスキルアップの大きな糧となるのです。
- 無難が一番、という人
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Windowsパソコンを買いましょう。お勧めはなくはないが、納期(早く入手できないと意味が無い)の問題もあるので、即納できるもので探すことになるでしょう。ただそうなるとMacより劇的に安く買うのが難しくなります。納期を気にしなくて良いのなら(当面使えるパソコンはあるが、これを機会に新調しようと思っている、など)、メーカー直販(Lenovo, HP, dellの通販がコスパ良し)で買えばかなり安く買える可能性があります。くれぐれも上記チェックポイントをお忘れ無く。
なお、Macには授業で使用するMicrosoft Officeは付いておらず、その分余計に金がかかる、のが一般的にMacが割高とされる理由の一つですが、皆さんは大学のMicrosoft Office365のライセンスを持っていますので、パソコンにOfficeが付いていなくても構わないのです(リンク先からOfficeインストール可能)。というか付いていない方がいいぐらいです。ただWindowsパソコンにはOfficeが付いてきてしまうことが多いです、特に即納ものは。
実習環境の整備
あらためてテキスト『龍谷大学情報システムガイドブック』を開いてください。もし手元に製本されたものがあればそれを使った方が効率は良いでしょう。なんだかんだこの手の情報閲覧は紙のほうが便利だったりします(というか、印刷前提で作られたコンテンツだから必然そうなる)。
まずは一通り目を通してください。とくにp55-67にパソコンの基本操作に関する説明が親切に書かれていますので、パソコン操作に自信がない人は実際にパソコン操作をしながら、読み進めていきましょう。テキスト記載の基本操作はできる、というところから本実習はスタートします。
パスワード(テキストp.15-)
大学のシステムを使うにはIDとパスワードが必要です。このページに行き着いている、ということはIDとパスワードは分かっていて、正しく運用できている、ということでしょう。さて、今使っているパスワードはどうやって決めたものでしょう?初期パスワードのまま?それとも覚えやすい別のパスワードに変更済み?今使っているパスワードは安全なものなのでしょうか。「パスワード」(読み終わったらブラウザの「戻る」ボタンでこのページに戻ってください)で、今のパスワードの強度をチェックした上で、問題があれば変更しましょう。
ブラウザ
インターネット上のウェブサイト(所謂ホームページ)を閲覧するソフトを「ブラウザ」と呼びます。このブラウザ、なにを使っていますか?なにを使っても構わない、のですが、本学ではGoogle Chromeを標準ブラウザとして推奨しています。場合によってはChrome以外のブラウザを使うと授業進行に不具合が出ることがあります。というわけでもしChrome以外のブラウザを使っている人はChromeも使えるようにしてください。
自宅PCにChromeが入っていない場合、自分でインストールしてください。
上記ページからChromeをダウンロード・インストールできます(Windows,Mac共通)。
データ保存(p.17-)
大学実習室でのデータ保存はテキストを確認の上、実習室が使えるときに確認しましょう。
自宅のパソコンでは一般的には「Cドライブ」場合によっては「Dドライブ」にデータを保存します。MacOSなら「Machintosh HD」です。この保存場所を総称して「ローカル」と呼びます。「ローカル」とは「ネットワーク越し」の対概念です。ネットワークから切断されていても(この状態を「スタンドアロン」と呼ぶ)アクセスできる場所が「ローカル」です。
ローカルに保存するデータは多種多様にわたります。大学生活でも個人の趣味で作成・収集したものから大学の学習上作成・収集したもの、サークル関連、就職活動関連。こうしたデータ・ファイルをごちゃごちゃに保存すると近い将来必ず後悔することになります。きちんと整理整頓を心がけましょう。
フォルダーで整理整頓(p.59-)
ローカルに保存するデータはCドライブの中の「ドキュメント」フォルダーに保存するべきです。そのドキュメントフォルダーの中に項目ごとにさらにフォルダーを作成するのです。
![エクスプローラーの「クイックアクセス」の中にある「ドキュメント」フォルダー](/weblesson/netliteracy/image/startup01.png)
※特に意識しなくても使えるが、この「ドキュメント」フォルダーは一般的に「Cドライブ」にある
※「エクスプローラー」を出す一番手早い方法は画面上(デスクトップ)にある「ごみ箱」をダブルクリックする
![「ドキュメント>龍谷大学>2021」で右クリックしたメニューのなかの「新規作成」→「フォルダー」を選択](/weblesson/netliteracy/image/startup02.png)
- 「ドキュメント」フォルダーの中に大学関連用フォルダーを作成する
- 大学関連用フォルダーの中に年度別・授業別のフォルダーを作成する
フォルダーを作成するときは、
- 作成したい場所(フォルダー)の白いところで右クリックして出るメニューから「新規作成」→「フォルダー」を選択する
- 「新しいフォルダー」という名前が付くのでそのままキーボードで適当な名前を入力し、確定する
※もしフォルダー名を入力する前に「新しいフォルダー」という名前が確定されてしまった(キーボードで文字を入力してもフォルダー名が変わらない)時は、そのフォルダーを再度マウスで選択し、キーボードの[F2]キーを押してから、フォルダー名をキーボードで入力する。
![「ドキュメント>龍谷大学>2021」の中に各種授業フォルダーを作成](/weblesson/netliteracy/image/startup03.png)
「外」でデータを運用する
ローカルに保存したデータを他で使いたい(自宅パソコンで行った作業の続きを大学の実習室で行いたい、など)時にはいろいろな方法があります。代表的なものとしては
- リムーバブルメディア(USBメモリーなど)(テキストp.19-)
- ネットワークドライブに保存(実習室のQドライブ・Rドライブ)(テキストp.17)
- メールに添付して送信
- クラウドドライブ(テキストp.18)
- 学習(業務)システム-本学ではmanabaを使用
クラウドドライブ(p.18)
自宅PCと大学実習室PCでデータを使い回すときにはクラウドドライブを活用しましょう。本学では二種類のクライドドライブを使用することができます。
- OneDrive
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WindowsやOfficeの開発元が提供しているクラウドドライブ。当然両者との相性が良い。特にOfficeファイルに関してはOfficeがインストールされていないPCでもそれなりにデータの編集・閲覧が可能。もちろんローカルにOfficeがインストールされていれば、OneDriveから直接(フルスペックの)Officeでファイルを開き、編集できる。
- Google Drive
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天下のGoogleが提供しているクラウドドライブ。ワープロや表計算も独自に持っており、Microsoft Officeファイルの読み書きもできる。
どちらを使うかは好みです。本学ではGoogle Driveを公式には推しているようです、がOneDriveを使っても構わないでしょう。
ローカルドライブはパソコンの故障などでデータを消失するリスクがあり、自分でバックアップしないといけません。はっきり言って面倒だし、しばしば忘れてしまったときに限りエラーは起こるのです。ということで重要なデータ、特に授業がらみのデータはクラウドドライブで運用するようにしましょう。クラウドドライブ最強!
もちろんクラウドドライブでもローカルドライブと同様にフォルダーによるファイル整理・管理は重要です。
レポート提出
レポートを提出するときには担当者の指示に従ってください。メールで送るよう要求されることもあれば、manabaに提出するよう指示されることもあるでしょう。公式にはmanabaを使用することになっていますので、使いこなせるようにしておきましょう。
manaba
皆さんは既にmanabaを見て、このページに来ている訳ですから、最低限の使い方は分かっているはずです(よね)。念のため「manabaの利用方法」と題する公式動画を貼っておきます。
課題
というわけで、最後に課題です。リンク先(manaba)の指示に従って、作業を行ってください。