作図
複数の項目を列挙するのは箇条書きを用いるのが一般的だが、図を用いるとより視覚的に見やすく、かつ情報量を増やすことができる場合がある。
作図機能はMicrosoft OfficeではWord, Excel, PowerPoint、いずれにも提供されている。いずれも操作はほぼ共通化されており、どのアプリケーションで作成した図も他のアプリケーションにCopyすることもできる。ここではWordの作図機能を中心に、PowerPointに付いても少し触れる。
- モーニング娘。
- アンジュルム
- Juice=Juice
- つばきファクトリー
- BEYOOOOONDS
例えば上記項目を図示してみよう。
![作成例](/weblesson/office/image/wordDraw00.png)
図形の作成
![[挿入]リボン[図]グループの[図形]ボタンの位置](/weblesson/office/image/wordDraw01.png)
- [挿入]リボン[図]グループの中の[図形」ボタンをクリックする。
![[図形」メニューの中身](/weblesson/office/image/wordDraw02.png)
- 図形一覧が表示されるので、適当な図形を選択する。今回は「ブロック矢印」より「矢印: 右」を選択する。
- マウスポインタが
になるので、図形の大きさに従って斜めにドラッグする。
![[図形の書式」リボン[図形のスタイル]グループ](/weblesson/office/image/wordDraw04.png)
- 図を選択した状態では[図形の書式」リボンがメニューに加わるのでそれを選択する。
- [図形のスタイル]の「図形の塗りつぶし」「図形の枠線」から自由に色などを設定する。
- 再度[図形]メニューから今度は「四角形: 角を丸くする」を選択し、適当な場所に図形を作成する。
- 作成した図をマウスで選択して、文字を入力すると、図形の中に文字が配置される。
![図形に文字を配置](/weblesson/office/image/wordDraw05.png)
グループ化
こうして作成した図形は個々独立しているため、ひとまとめにして移動しようとしても形が崩れてしまう。そこでこれらの図形をすべて一つのオブジェクトとして扱えるようにする。
![[ホーム][編集]の[選択]](/weblesson/office/image/wordDraw14.png)
![[選択][オブジェクトの選択]](/weblesson/office/image/wordDraw15.png)
- [ホーム]にある[編集]グループより[選択]メニューをクリック
- さらに[オブジェクトの選択]をクリック
![全部の「図形」を選択](/weblesson/office/image/wordDraw16.png)
- マウスポインターをすべての図形を含むに十分な大きさの領域の左上から右下までドラッグして、全部の図形を選択する
- オブジェクトの境界
にマウスポインターを持っていき、ポインターが
になったところで右クリック
![[グループ化]→[グループ化]](/weblesson/office/image/wordDraw17.png)
- メニューから[グループ化]→[グループ化]を選択
![一つのオブジェクトとして扱える](/weblesson/office/image/wordDraw18.png)
一つのオブジェクトとして扱える。
スマートアート
作図機能を使えば複雑な図も作成できるが、それなりに手間がかかる。そこである程度定番のパターンがパッケージ化して提供されている。
スマートアートは基本的には箇条書きを図示するためのツールである。操作も箇条書きを意識して行うことが多々ある。
![[挿入]リボン[図]グループの[SmartArt]ボタンの位置](/weblesson/office/image/wordDraw06.png)
- [挿入]リボン[図]グループの中の[SmartArt]ボタンをクリックする。
![[SmartArtグラフィックの選択]ダイアログボックス 「手順」「矢印と長方形のプロセス」](/weblesson/office/image/wordDraw07.png)
- SmartArtパターン一覧が表示されるので、適当なパターンを選択する。今回は「手順」より「矢印と長方形のプロセス」を選択する。
![SmartArtグラフィックと「ここに文字を入力してください」ウィンドウ](/weblesson/office/image/wordDraw08.png)
- 選択したSmartArtグラフィックが作成される。文字は「ここに文字を入力してください」ウィンドウでも図形内でも入力できる。
※「ここに文字を入力してください」ウィンドウは箇条書きになっている。
※「ここに文字を入力してください」ウィンドウが存在しない時にはグラフィック左のをクリックする。
![「ここに文字を入力してください」ウィンドウで項目を増やす](/weblesson/office/image/wordDraw11.png)
- 「ここに文字を入力してください」ウィンドウで箇条書きの項目を増やす(改行する)とそれに合わせて図形は増やせる。項目を削除すると図形も減らせる。
![[SmartArtデザイン]リボン[グラフィックの作成]グループの「図形の追加」ボタン](/weblesson/office/image/wordDraw12.png)
- [グラフィックの作成]グループの「図形の追加」ボタンでも項目の図形を増やせる。図形を選択して[Delete]キーで図形を減らすこともできる。
- [SmartArtデザイン]・[書式]リボンからさらに詳細に設定することができる。
PowerPointでのSmartArt
ワープロソフトであるWordのほか、表計算ソフトExcel、プレゼンテーションソフトPowerPointでも作図・SmartArt機能は利用できる。
特に箇条書きベースでスライドを作成するPowerPointとSmartArt機能は相性良く、Wordではできない操作が可能となっている。
![PowerPointのスライドで箇条書きを選択して右クリック→「SmartArtに変換」](/weblesson/office/image/wordDraw13.png)
- スライド上に箇条書きを作成
- 作成した箇条書きを選択して右クリック
- 「SmartArtに変換」を選択
- 適当なSmartArtグラフィックを選択する
※PowerPointでは箇条書きからダイレクトにSmartArtグラフィックを作成できる。
課題:「インターネットサービスの推移」(
形式)
入力済みテキストファイル「インターネットサービスの推移」文字を用いて、作成例:「インターネットサービスの推移」と同等の文書を作成せよ。