脚注・文末脚注
- 本章で用いるdocxファイル
本文中の語句に対して注釈を付したい。
特に論文では論旨を明確にしつつ、それを補足する情報を多く入れるため、この注釈は多用される。
Wordではこの注釈は
- 脚注
- 文末脚注
2種類提供されている。
![脚注と文末脚注の位置](/weblesson/office/image/wordFootnotesEndnotes01.png)
- 脚注
- 各ページの最後に付される。
- 文末脚注
- 文章全体の最後に付される。
脚注
![[参考資料][脚注]グループの[脚注の挿入]](/weblesson/office/image/wordFootnotesEndnotes02.png)
- 脚注を付したい語句の後ろにカーソルを置く
- [参考資料][脚注]グループの[脚注の挿入]ボタンをクリック
![脚注の入力画面](/weblesson/office/image/wordFootnotesEndnotes03.png)
- 脚注を付した語句に連番(脚注番号)が振られる
- ページ下に同じ脚注番号が振られた脚注領域が作られるので、そこに文字を入力する
※脚注を削除する時は本文の脚注を付した語句の後ろにある数字を削除する(脚注で入力した文字列全部が消えるので要注意)。
文末脚注
![[参考資料][脚注]グループの[文末脚注の挿入]](/weblesson/office/image/wordFootnotesEndnotes04.png)
- 文末脚注を付したい語句の後ろにカーソルを置く
- [参考資料][脚注]グループの[文末脚注の挿入]ボタンをクリック
![文末脚注の入力画面](/weblesson/office/image/wordFootnotesEndnotes05.png)
- 文末脚注を付した語句に連番(文末脚注番号)が振られる
- 文章の最後に同じ文末脚注番号が振られた文末脚注領域が作られるので、そこに文字を入力する
※文末脚注を削除する時は本文の文末脚注を付した語句の後ろにある数字を削除する(文末脚注で入力した文字列全部が消えるので要注意)。
番号書式
Word既定の設定では文末脚注はローマ数字(i,ii,iii,iV…)が振られる。しかし文末脚注は二桁以上の数字が振られることがあり、ローマ数字は視認性が悪い。そこで文末脚注の番号はアラビア数字(1,2,3,4…)にしたい。
![[参考資料][脚注]グループ](/weblesson/office/image/wordFootnotesEndnotes06.png)
- 本文中にカーソルを置く
- [参考資料][脚注]の右下をクリックして[脚注と文末脚注]ダイアログボックスを出す
![[脚注と文末脚注]ダイアログボックス](/weblesson/office/image/wordFootnotesEndnotes07.png)
- 「場所」で「文末脚注」を選択する
- 「書式」の「番号書式」でアラビア数字(1,2,3,…)を選択する
- 「適用」をクリックする
※(あまりやらないが)文末脚注と脚注が混在する時は、どちらもアラビア数字だとややこしくなるので、脚注はローマ数字にしておくと良い。
脚注と文末脚注の変換
一度脚注としてい設定したものを文末脚注に変更(あるいはその逆)することも出来る。
![[脚注の変更]ダイアログボックス](/weblesson/office/image/wordFootnotesEndnotes08.png)
- [脚注と文末脚注]ダイアログボックスの「場所」より「変換」をクリック
- [脚注の変更]ダイアログボックスより適当な項目を選択する
- [脚注の変更]ダイアログボックスの「OK」ボタンをクリック
- [脚注と文末脚注]ダイアログボックスの「適用」をクリック
場所の設定
文末脚注の「場所」は初期では「文書の最後」となっている。文献目録を挿入すると、文末脚注がその後ろに配置される。しかし文献目録は文末脚注の後ろに配置されるべきである。そこで文献目録の前に文末脚注が配置されるように設定する。
![[レイアウト]リボン[ページ設定]グループの「区切り」](/weblesson/office/image/wordFootnotesEndnotes17.png)
- 論文本文の最後に「セクション区切り」を設定する。[レイアウト]リボン[ページ設定]グループの「区切り」をクリック
![[脚注と文末脚注]ダイアログボックス](/weblesson/office/image/wordFootnotesEndnotes16.png)
- [脚注と文末脚注]ダイアログボックスの「場所」「文末脚注」より「セクションの最後」を選択する
これで本文の最後、文献目録の前に文末脚注が入る。
境界
脚注・文末脚注の境界線は変更できる。
![初期の境界線「――――――――――――――――」](/weblesson/office/image/wordFootnotesEndnotes09.png)
初期では線「――――――――――――――――」が引かれている。
![[表示][表示]グループの「下書き」ボタン](/weblesson/office/image/wordFootnotesEndnotes10.png)
- [表示]リボン[表示]グループにある「下書き」をクリックする
![[参考資料][脚注]グループの「注の表示」ボタン](/weblesson/office/image/wordFootnotesEndnotes11.png)
- 下書きモードに入るので、そこで[参考資料][脚注]グループの「注の表示」をクリックする
![「文末脚注」メニューの「文末脚注の境界線」](/weblesson/office/image/wordFootnotesEndnotes12.png)
- 下部に「脚注」入力スペースができるので、そこにある「文末脚注」メニューから「文末脚注の境界線」を選択する
![「脚注」入力スペースの「――――――――――――――――」](/weblesson/office/image/wordFootnotesEndnotes13.png)
- 「――――――――――――――――」を削除する(Backspaceキーを二回押す)
![「脚注」入力スペースに「注」と入力](/weblesson/office/image/wordFootnotesEndnotes14.png)
- 空いた場所に適当な文字を入力する(今回は「注」)
![「印刷レイアウト」表示に切り替えた表示例](/weblesson/office/image/wordFootnotesEndnotes15.png)
- 「印刷レイアウト」表示に切り替える
課題0:例題(
形式)
本ページで一連の作業を行ったWordファイルを「脚注.docx」というファイル名で保存せよ。