ライティング実習1A 06組

2024年度 前期 木02 11:00-12:30 瀬田2-208

段落設定

[段落]グループ
「ホーム」「段落」・「レイアウト」「段落」

[ホーム][レイアウト]の両方に[段落]グループがある。どちらからアクセスしても[段落]設定ダイアログボックスは共通。

[段落]ダイアログボックスと[ホーム]の段落グループ
「段落」ダイアログボックスと「ホーム」の段落グループ

[配置]と[間隔」は[ホーム]の段落グループツールバーで設定すると早い(こともある)。

[段落]ダイアログボックスと[レイアウト]の段落グループ
「段落」ダイアログボックスと「レイアウト」の段落グループ

[レイアウト]がわのツールバーは中途半端なのであまり使わない(かな)。

以下の説明では、サンプルとしてUTF-8ファイルをWordで読み込んだファイルを使用する。

文字列の配置

[ホーム]段落グループの[配置]設定
「ホーム」段落グループのツールバー→「配置」

「左揃え」「中央揃え」「右揃え」「両端揃え」「均等割り付け」。

「左揃え」「中央揃え」「右揃え」「両端揃え」「均等割り付け」

「文字数」が正確に守られるのは(「両端揃え」ではなく)「左揃え」である。

インデント

文書全体の中で、一部分を意味上・表示上切り分けたい時に「インデント」を用いることがある。インデントとは特定の段落を文書本来の開始位置・終了位置からずらす文字組みのことである。

「たとえば、…変わります。」までの2段落分を切り分けたいとする。

切り分けたい部分を選択した画面
  1. 切り分けたい部分を選択する。
  2. [段落]ダイアログボックスを出す。
  3. ずらしたい文字数の数値を入力する。開始位置からずらしたい時は(左)、終了位置をずらしたい時は(右)で設定する。
    [段落]ダイアログボックスの「インデント」
    [段落]ダイアログボックスの「インデント」設定画面

    今回は「左」を「5字」、「右」を「3字」で設定する。

インデントが設定された画面表示例

※インデントを設定したい部分を選択してタブ(Tab)キーを押すと(既定の)「4字の左インデント」が設定される。

4字の左インデントが設定された画面表示例

字下げ・ぶら下げ

段落の最初の1行目だけ開始位置をずらすときには「字下げ」「ぶら下げ」を用いる。字下げは最初の1行を右にずらすとき、「ぶら下げ」は2行目以降を右にずらす時に用いる。

  1. 「字下げ」「ぶら下げ」を設定したい段落にカーソルを置く(またはインデントを設定したい全部の文字を選択する)。
  2. [段落]ダイアログボックスを出す。
  3. 「字下げ」か「ぶら下げ」を選択し、ずらしたい文字数を設定する。
    字下げ
    [段落]ダイアログボックスの「インデント」→「最初の行」
    [段落]ダイアログボックスの「インデント」設定画面

    まずは「字下げ」「1字」を設定する。

    すべての段落に「字下げ」「1字」を設定した表示例

    Wordでは段落開始時にスペースキーを押すと、空白文字「 」が入力されるのでは無く、「字下げ」「1字」が設定される。

    ぶら下げ
    [段落]ダイアログボックスの「インデント」→「最初の行」
    [段落]ダイアログボックスの「インデント」設定画面

    今度は「ぶら下げ」「4字」を設定する。

    すべての段落に「ぶら下げ」「4字」を設定した表示例

行間

[ホーム]段落グループの[間隔]設定
「ホーム」段落グループのツールバー→「間隔」

「行間」と「段落前」「段落語」の間隔。

「行間」を変える時、「行グリッド線に合わせる」のチェックを入れるのと入れないのとでは動きが変わる。

「行グリッド線に合わせる」
「行グリッド線に合わせる」で行間を設定した画面
「行グリッド線に合わせ」ない
「行グリッド線に合わせ」ないで行間を設定した画面

「行グリッドに合わせる」をオフにすると行間を変えた段落があるページとないページとで行の高さが不揃いになる。

本来行間なんてちょろちょろ弄るものではない。文書全体で定めた行間を使い続けるのが普通。

「段落前」「段落後」に「間隔を追加」
「段落前」「段落後」に「間隔を追加」した画面

段落前後に間隔を開けたい時には、「改行」をするのでは無く、この設定(margin)を使用するべきである。なぜ?その方が美しいから。

行グリッド

そもそも「行グリッド」ってなんやねん。

文書(ページ)全体で設定した用紙サイズ、余白、行数、フォント(サイズ)によって行の高さは決まる。そこで確定された行の高さが「行グリッド」である。この既定の行の高さ(行グリッド)に従うとページをまたいで安定した書式となり読みやすくなる(とMicroSoftは考える)。「行グリッド」は読みづらい書式が設定されないようにする、書式設定に対する制約(=縛り)である。便箋などの横罫線と理解すれば良いだろう。

この行グリッドを無視して書式を設定すると行間がばらつき、読みづらくなる。しかし行グリッドに従うと自由な書式が設定できなくなる。トレードオフの関係にある。

「表示」リボンの「表示」グループ
「表示」→「グリッド線」

[表示]の「グリッド線」にチェックを入れるとグリッド線が表示される。

グリッド線に合わせた場合の表示
「段落前」「段落後」に「間隔を追加」した画面(グリッド線に合わせた場合)
グリッド線に合わせない場合の表示
「段落前」「段落後」に「間隔を追加」した画面(グリッド線に合わせない場合)

フォントサイズ・行間をちょろちょろ弄らない限り、設定を変える必要はない(「行グリッドに合わせる」のチェックは入れたままにしておく)。ちょろちょろ弄るのなら、「行グリッド線に合わせる」のチェックは外した方が設定の自由度は上がる。ただし美しくない。

課題0:例題(docx形式)

本ページで一連の作業を行ったWordファイルを「段落設定.docx」というファイル名で保存せよ。