ライティング実習2B 13組

2018年度 後期 木03 13:30-15:00 瀬田2-119

学術論文を書くための技能を身につける

講義概要/Course outline

後期のこの授業では、前期に培った基本的なレポート作成技能にくわえ、本格的な学術レポート・論文を書くために必要な技能を身につけます。授業 への参加には、毎回の授業課題をきちんとこなすことが前提となる。

到達目標/Attainment objectives

学生が学術レポート・論文を書くための技能を身につける

配布物・参考資料など

実習内容

順次公開

オリエンテーション(09/20)

論文書式
課題

スマートフォンの利用が大学生にあたえる影響についてあなたの考えを自由に論じよ。

※データなどはこれから集めるものとする。どのようなデータを集めうるかについてはさしあたり制約は設けないので、自由に発想してよい。

作業
  1. を用いた論点摘出(再掲)
  2. 論点に関する説明をパラグラフライティング(「パラグラフを作る」解答例(p.32))する
  3. 規定文(学術的文章とは)を書く
  4. 論文のタイトル(仮)を定める
  5. 以下の形式でレポートのアウトラインを作成せよ。
    • レポートタイトル
    • 1.はじめに(中身は2で作成した論点に関する説明文)
    • 2.本論(中身不要・章タイトルのみ)
    • 3.おわりに(中身不要・章タイトルのみ)
    • 参考文献(本実習使用テキスト『これから研究を書くひとのためのガイドブック』)
    Microsoft Wordを用いて論文の書式に整え、docx形式ファイルで保存せよ。
提出

学術論文と研究方法(09/27)

学術論文とは何か(p.116)
課題
提出
解答例

研究方法の選択(10/04)

文献研究と実証研究の性質と選択(p.124)
課題
提出
解答例

「研究の問い」を立てる(10/11)

テーマの選択(p.132)
課題
提出
解答例

題名(10/25)

題名をつける(p.242)
  1. 論文の題名(p.243)
  2. 主題と副題による題名(p.244)
課題
  1. 論文の題名」導入問題に解答せよ
  2. 論文の題名」研究課題に解答せよ
提出
  1. 論文の題名:
  2. 論文の題名:
  3. 論文の題名: 研究課題
解答例

論文構成1(11/01)

論文の全体像
課題
提出
解答例

論文構成2(11/08)

論文の構成(p.127)
アウトライン機能と論文書式の設定
課題
提出

序論(11/15)

序論を書く(p.148,182)
課題
  1. 序論「課題」問1に解答せよ。
  2. 序論「課題」問2に解答せよ。
  3. 序論「研究課題」の指示に従って「論文アウトライン」の「序論」に追記せよ。
提出
  1. 序論「課題」問1
  2. 序論「課題」問2
  3. 論文アウトライン(疑似論文)(docx形式)
解答例

本論のアウトラインを作る1(11/22)

本論
課題
提出
解答例

本論のアウトラインを作る2(11/29)

書式設定

A4用紙40字×30行に設定する

Wordでの設定例
  1. 「レイアウト」→「ページ設定」→「文字数と行数」→「文字数」40・「行数」30
  2. 1.の設定をしたあとの「行数」の行送りの数値(pt)を確認
  3. 「ホーム」→「スタイル」→「標準」(スタイルの変更)→「書式」→「段落」→「行間;固定値」・「間隔:2.で確認した数値(pt)」
  4. 「ホーム」→「スタイル」→「見出し1」(スタイルの変更)→
    • フォントサイズ:10.5pt
    • 「書式」→「段落」→「段落前;0」・「段落後:0」

※最終的に印刷する前に40字×30行になっているか、再確認をすること

本論
課題
  • 本論「研究課題」の指示に従って「論文アウトライン(疑似論文)」の「本論」に追記せよ。
提出

「はじめに」(要旨)(12/06)

要旨を書く(p.245)
課題
  • 「はじめに」「課題」に解答せよ
  • 論文アウトライン(疑似論文)」の「はじめに」に追記せよ。
提出
解答例

「おわりに」(結論)と推敲・校正(12/13)

結論を書く(p.178,240)
推敲・校正
推敲・校正チェックリスト
論文としての価値(後期)
  1. 論文の主張(「規定文」)と論文タイトルに整合性があるか。
  2. 論文の主張(「規定文」)が「はじめに」「序章」「本論」「おわりに」と一貫して用いられているか。
  3. 「研究方法」とそこから得られるデータが本論での論証に用いられているか。
  4. 本論の論旨展開で論文の主張(「規定文」)が導き出せているか。
文章適格性(前期)
  1. (専門)用語が適切に用いられているか、俗語(スマホ)を不用意に用いていないか。
  2. その他語句が適切に用いられているか。
  3. 一文一義(特に主語と述語のねじれに注意せよ)を踏まえて、全文の再チェックを行え。
  4. パラグラフライティングを踏まえ、「序論」と「おわりに」、各章において少なくとも一つの段落は「パラグラフ」になっているか、確認せよ。
課題
  • 「おわりに」「課題」に解答せよ
  • 論文アウトライン(疑似論文)」の「おわりに」に追記し、全体をまとめて、論文初稿を書き上げよ。
提出
解答例

付録の作成と評価(12/20)

注と文献その他
下記用語とそれに対応する説明文を元に文末注を作成せよ。
  1. スマートフォン…小型PCの機能を併せ持った高機能携帯電話。
  2. 大学生…大学に通う学生
下記文献メモにある文献を論文で引用しているものとする。参考文献一覧を作成し、論文の末尾に添えよ。
文献メモ
種類書名・論文名著者出版社・掲載雑誌発表年
書籍『社会統計学』高橋なつみ日本統計出版2015
論文「分散分析におけるWelch法使用の意義」高橋なつみ『統計学研究』21(2) p103-p1102015
書籍『スマートフォンの社会学』×野◎三▲■出版2009
論文「大学生にスマートフォンを持たせてはいけない」△山太郎『情報社会学』103(2) p103-p1102011
翻訳
原書
『若年層の情報機器活用術』
Mladí lidé používají informační zařízení
生田樹々訳
Adéla Táborská
朝椿大学出版会
praɦa:Univerzita Karlova v Praze
2004
1997
参考文献:解答例
  • ×野◎三, 2009,『スマートフォンの社会学』▲■出版.
  • △山太郎, 2011,「大学生にスマートフォンを持たせてはいけない」『情報社会学』103(2),24-32.
  • Táborská, Adéla, 1997, Mladí lidé používají informační zařízení, praɦa:Univerzita Karlova v Praze.(=2004, 生田樹々訳『若年層の情報機器活用術』朝椿大学出版会.)
  • 高橋なつみ, 2015a,「分散分析におけるWelch法使用の意義」『統計学研究』21(2),103-110.
  • ――――, 2015b,『社会統計学』日本統計出版.
ページ番号
  • 各ページのページ下・中央にページ番号を付せ。

※「」・「参考文献」とも論文の書式に設定すること。

初稿添削

manaba プロジェクト「初稿添削」より、自分が所属している「チーム」から添削結果ファイルをダウンロードして確認せよ。

添削凡例
  1. 書式設定に問題あり。修正せよ
  2. 内容・語句選択に問題あり。修正せよ
    • 議論の整合性・一貫性が欠く
  3. このままでは意が取りがたい。表現を再検討せよ

添削の指示に従い、論文を修正し、完成度を高めよ。

論文評価
課題
  • 「論文初稿」を修正し、論文の完成度を高めよ(第二稿)。
提出

データから主張を導く(01/10)

図や表を作る(p.90)
データを読む(p.174)
課題

    Fatal error: Uncaught Error: Call to private method DAO::getAllLessonNos() from global scope in /home/kyoto-edu/www/ryukoku/contents/2018/writing2b.php:665 Stack trace: #0 /home/kyoto-edu/www/ryukoku/index.php(180): include() #1 {main} thrown in /home/kyoto-edu/www/ryukoku/contents/2018/writing2b.php on line 665