学術論文を書くための技能を身につける
講義概要/Course outline
後期のこの授業では、前期に培った基本的なレポート作成技能にくわえ、本格的な学術レポート・論文を書くために必要な技能を身につけます。授業への参加には、毎回の授業課題をきちんとこなすことが前提となる。
到達目標/Attainment objectives
学生が学術レポート・論文を書くための技能を身につける
配布物・参考資料など
実習内容
学術論文と研究方法(09/26)
- 実証研究と理論研究(p.116-, p.124-)
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- 学術的文章とは(再掲)
- 実証研究と理論研究:実証研究と理論研究内容確認テスト
- 実証研究と理論研究:01 学術論文とは何か(p.116)
- 実証研究と理論研究:02 文献研究と実証研究の性質と選択、論文の構成(p.124)
- 実証研究と理論研究:○○製薬の新作シャンプーは非常に売れているが、広告に何か秘密があるかどうか
- 実証研究と理論研究:○○自動車には環境に配慮したイメージがある。一体なぜなのかを△△自動車と比較することで調べたい
- 実証研究と理論研究:○○製薬の新作シャンプーについて、若い女性たちはどう思っているのか
- 実証研究と理論研究:日本人が持つ、中国人のイメージを知りたい
- 実証研究と理論研究:日本の漫画に中国人がどんな役割で登場してくるのか知りたい
- 実証研究と理論研究:まとめ
- 実証研究と理論研究:○○製薬の新作シャンプーは非常に売れているが、広告に何か秘密があるかどうか
- 実証研究と理論研究:○○自動車には環境に配慮したイメージがある。一体なぜなのかを△△自動車と比較することで調べたい
- 実証研究と理論研究:○○製薬の新作シャンプーについて、若い女性たちはどう思っているのか
- 実証研究と理論研究:日本人が持つ、中国人のイメージを知りたい
- 実証研究と理論研究:日本の漫画に中国人がどんな役割で登場してくるのか知りたい
「マップ」を作る(p.26)(10/03)
- 課題抽出
- 課題
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マップ
を作る:課題:ブレーンストーミング(形式)
マップ
を作る: 課題:ロジックツリー(形式)
マップ
を作る:課題:ポートフォリオ分析(形式)
マップ
を作る:課題:観光地としての大津市(形式)
マップ
を作る: 研究課題:情報社会学概論レポート(形式)
研究方法の選択(10/10)
- 研究方法の選択(p.128-)
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「研究の問い」を立てる(10/17)
- 研究の問い(p.132-, p.136-)
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題名をつける(10/24)
- 論文の題名
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- 論文の題名(p.242)
- 主題と副題による題名(p.244)
- 課題
論文の構成1(10/31)
- 論文の全体像(p.127, p.129)
- 課題
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- PREP型提案書作成課題: 墨俣城建築に関する企画書(
形式)
- PREP型提案書作成課題: 墨俣城建築に関する企画書(
論文の構成2(11/07)
- 論文の構成
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- 論文の標準的構成(p.127,129)
- 論文書式の設定
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- Wordでの設定例
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- 「レイアウト」→「ページ設定」→「文字数と行数」→「文字数」40・「行数」30
- 1.の設定をしたあとの「行数」の行送りの数値(pt)を確認
- 「ホーム」→「スタイル」→「標準」(スタイルの変更)→「書式」→「段落」→「行間;固定値」・「間隔:2.で確認した数値(pt)」
- 「ホーム」→「スタイル」→「見出し1」(スタイルの変更)→
- フォントサイズ:10.5pt
- 「書式」→「段落」→「段落前;0」・「段落後:0」
※最終的に印刷する前に40字×30行になっているか、再確認をすること
- 課題
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- 論文の構成: 研究課題05:論文原稿(
形式)
- 論文の構成:研究課題05:論文原稿2(
形式)
- 論文の構成: 研究課題05:論文原稿(
序論を書く1(11/14)
序論を書く2(11/21)
- 序論執筆
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- 序論: 最終課題:論文原稿(序章)(
形式)
- 序論: 最終課題:論文原稿(序章)(
本論のアウトラインを作る1(11/28)
- 本論
- 課題
本論のアウトラインを作る2(12/05)
- アウトラインを考える
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- アウトライン機能(p.144)
- 課題
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- 本論の構成: 「本論」アウトラインプレゼン文書(
形式)
- 本論の構成:研究課題:論文原稿(本論)(
形式)
- 本論の構成: 「本論」アウトラインプレゼン文書(
本論のアウトラインを作る3(12/12)
- 課題
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- 本論の構成: 最終課題:論文原稿(本論)(
形式)
- 本論の構成: 最終課題:論文原稿(本論)(
「おわりに」(結論)(12/19)
- 結論
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- 「おわりに」(p.178,240)-結論
- 課題
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- 「おわりに」: 最終課題:論文原稿(結論)(
形式)
- 「おわりに」: 最終課題:論文原稿(結論)(
「はじめに」(要旨)と付録の作成・推敲・校正(01/09)
- 「はじめに」(p.245)-要旨
- 注と文献その他
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- 下記用語とそれに対応する説明文を元に文末注を作成せよ。
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- スマートフォン…小型PCの機能を併せ持った高機能携帯電話。
- 大学生…大学に通う学生
- 下記文献メモにある文献を論文で引用しているものとする。参考文献一覧を作成し、論文の末尾に添えよ。
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文献メモ 種類 書名・論文名 著者 出版社・掲載雑誌 発表年 書籍 社会統計学 高橋なつみ 日本統計出版 2015 論文 分散分析におけるWelch法使用の意義 高橋なつみ 統計学研究21(2) p.103-p.110 2015 書籍 大学生の学力は低下している 小片聖 扇動新聞社 2001 論文 大学生の貧困問題を考える 新沼知沙希 革命思想503(1) p.44-p.61 2011 翻訳
原書若年層の情報機器活用術
Mladí lidé používají informační zařízení生田樹々訳
Adéla Táborská朝椿大学出版会
praɦa:Univerzita Karlova v Praze2004
1997参考文献 - 新沼知沙希, 2011,大学生の貧困問題を考える革命思想503(1), 44-61.
- 小片聖, 2001, 大学生の学力は低下している 扇動新聞社.
- Táborská, Adéla, 1997, Mladí lidé používají informační zařízení,praɦa:Univerzita Karlova v Praze.(生田樹々訳, 2004, 若年層の情報機器活用術朝椿大学出版会.)
- 高橋なつみ, 2015a, 分散分析におけるWelch法使用の意義統計学研究21(2):103-110.
- ―――, 2015b, 社会統計学日本統計出版.
- ページ番号
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- 各ページのページ下・中央にページ番号を付せ。
- 推敲・校正(p.110)
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推敲・校正チェックリスト - 論文としての価値(後期)
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- 論文の主張(「規定文」)と論文タイトルに整合性があるか。
- 論文の主張(「規定文」)が「はじめに」「序章」「本論」「おわりに」と一貫して用いられているか。
- 「研究方法」とそこから得られるデータが本論での論証に用いられているか。
- 本論の論旨展開で論文の主張(「規定文」)が導き出せているか。
- 文章適格性(前期)
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- (専門)用語が適切に用いられているか、俗語(スマホ)を不用意に用いていないか。
- その他語句が適切に用いられているか。
- 一文一義を踏まえて、全文の再チェックを行え。
- パラグラフライティングを踏まえ、「序論」と「おわりに」、各章において少なくとも一つの段落は「パラグラフ」になっているか、確認せよ。
- 提出
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- 論文最終稿(
形式)-再提出不可 締切:授業最終日(01/16) 3講開始時
- 論文最終稿(
評価(01/16)
- 論文評価(p.248)
- 提出
データを読む(04/30)
- データを読む:質的データの集計(p.174)