ライティング実習2B 12組

2022年度 後期 木03 13:30-15:00 瀬田3-B103

学術論文を書くための技能を身につける

講義概要/Course outline

本格的な学術レポート・論文を書くために必要な技能を身につける。

到達目標/Attainment objectives

  • 論文のテーマ設定から主張導出までの手順を理解する。
  • 論文の構成を踏まえ、各章で書くべき内容を理解する。
  • 簡潔で読みやすい文章作成技術を習得する。

配布物・参考資料など

実習内容

順次公開

学術論文と研究方法(09/22)

実証研究と理論研究(p.116-, p.124-)
  1. 学術的文章とは(再掲)
  2. 実証研究と理論研究: 01 学術論文とは何か(p.116)
  3. 実証研究と理論研究: 02 文献研究と実証研究の性質と選択、論文の構成(p.124)
  4. 実証研究と理論研究: ○○製薬の新作シャンプーは非常に売れているが、広告に何か秘密があるかどうか
  5. 実証研究と理論研究:○○自動車には環境に配慮したイメージがある。一体なぜなのかを△△自動車と比較することで調べたい
  6. 実証研究と理論研究:○○製薬の新作シャンプーについて、若い女性たちはどう思っているのか
  7. 実証研究と理論研究:日本人が持つ、中国人のイメージを知りたい
  8. 実証研究と理論研究:日本の漫画に中国人がどんな役割で登場してくるのか知りたい
  9. 実証研究と理論研究:まとめ
課題素材(再掲)

データを読む:平均値の比較1(09/29)

平均値の比較
独立した2グループ間でのt検定

データを読む:平均値の比較2(10/06)

独立した2グループ間でのt検定

データを読む:平均値の比較3(10/13)

独立した2グループ間でのt検定
独立した2グループ間のt検定(R)
Rの基本操作
  1. R データ構造と基本文法
  2. R グラフ作成
  3. R ソース読み込み

データを読む:平均値の比較4(10/20)

3グループ以上の平均差の検定
3グループ以上の平均差の検定(R)

構造を発見する:相関関係(10/27)

構造を発見する-疑似相関(p.177)

「マップ」を作る(p.26)(11/03)

課題抽出
PowerPoint
  1. プレゼン文書の基本
  2. スライドの視覚効果
  3. アニメーションの設定
課題
  1. マップを作る:課題:ブレーンストーミング
  2. マップを作る:課題:ロジックツリー
  3. マップを作る:課題:ポートフォリオ分析(pptx形式)
  4. マップを作る:課題:観光地としての大津市(pptx形式)

論文の方向性を定める(11/10)

研究方法の選択(p.128-,p.192-)
  1. 研究方法の選択:問1
  2. 研究方法の選択:問2
  3. 研究方法の選択:問3
  4. 研究方法の選択:問4
  5. 研究方法の選択:問5
研究課題01
  1. 研究課題01: 情報社会学概論レポート:マップ(pptx形式)
  2. 研究課題01: 情報社会学概論レポート:ロジックツリー(pptx形式)

データと主張を繋ぐ(11/17)

研究の問い(p.132-)
  1. 研究の問い:問1
  2. 研究の問い:問2
  3. 研究の問い:問3
  4. 研究の問い:問4
研究課題02

タイトルを付ける(11/24)

論文の題名(p.242-245)
  1. 論文の題名: 導入問題1:プロポーズの言葉-フォーマルインタビュー
  2. 論文の題名:導入問題2:プロポーズの言葉-歌詞分析
研究課題03

章立てを行う(12/01)

論文・提案書の流れ
論文書式の設定
論文の構成
研究課題04

文献-09と引用-10,11(12/08)

文献一覧(p.60)
  1. 文献一覧: 09 参考文献を示す テキスト導入問題
  2. 文献一覧: 書籍(docx形式)
  3. 文献一覧: 翻訳書籍(docx形式)
  4. 文献一覧: 論文集、複数の著者がいる場合(docx形式)
  5. 文献一覧: 論文集の中の論文や雑誌記事、新聞記事など(docx形式)
  6. 文献一覧: 書物以外の資料(docx形式)
  7. 文献一覧:研究課題:文献メモ
研究課題05
ブロック引用(p.72)
要約引用(p.80)
総合実習課題
  1. 引用総合実習: 10 ブロック引用, 11 要約引用 テキスト内容確認テスト
  2. 引用総合実習:ブロック引用
  3. 引用総合実習:要約引用

序論を書く(12/15)

序論
  1. 序論の役割(p.148,182)
  2. 序論の構成(p.183)
  3. 先行研究(p.158,186)
    • cf.「一次資料と二次資料」(p.154)
  4. 研究方法(p.200)
研究課題06

本論を書く(12/22)

本論の構成
  1. 問いの細分化(p.134,236)
  2. 議論展開(p.142)
研究課題07

初稿を書き上げる(01/12)

「おわりに」(p.178,240)-結論
「はじめに」(p.245)-要旨
研究課題08

完成度を高める(01/12)

推敲・校正(p.110)
  1. 外来語と専門用語を扱う(p.104)
  2. 語句を明確に使う(p.20)
  3. 一文一義で書く(p.14)
研究課題09

成績評価

評価基準

レポートと平常点より総合的に評価する。

レポート(60%)
研究の問い:で定めた「規定文(仮説)」と「研究方法」に基づく疑似論文
平常点(40%)
「研究課題」以外の課題提出状況と内容

文献

テキスト
参考文献