ライティング実習2B 12組

2024年度 後期 木03 13:30-15:00 瀬田3-B104

学術論文を書くための技能を身につける

講義概要/Course outline

本格的な学術レポート・論文を書くために必要な技能を身につける。

到達目標/Attainment objectives

  • 論理的に物事を整理し、表現できる。
  • 実証研究の基本的な考え方と必要な作業を理解する。
  • 論文のテーマ設定から主張導出までの手順を理解する。
  • 論文の構成を踏まえ、各章で書くべき内容を理解する。
  • 簡潔で読みやすい文章作成技術を習得する。
  • 本実習は前記で取り扱った
    • 抽象度(論理レベル)p.152
    • 量的調査・データ処理(Excel・R)
    の理解を前提とする

配布物・参考資料など

実習内容

順次公開

学術論文と研究方法(09/19)

最終課題素材
実証研究と理論研究(p.116-, p.124-)
  1. 学術的文章とは(再掲)
  2. 実証研究と理論研究: 実証研究と理論研究内容確認テスト
  3. 実証研究と理論研究: 01 学術論文とは何か(p.116)
  4. 実証研究と理論研究: 02 文献研究と実証研究の性質と選択、論文の構成(p.124)
  5. 実証研究と理論研究: ○○製薬の新作シャンプーは非常に売れているが、広告に何か秘密があるかどうか
  6. 実証研究と理論研究:○○自動車には環境に配慮したイメージがある。一体なぜなのかを△△自動車と比較することで調べたい
  7. 実証研究と理論研究:○○製薬の新作シャンプーについて、若い女性たちはどう思っているのか
  8. 実証研究と理論研究:日本人が持つ、中国人のイメージを知りたい
  9. 実証研究と理論研究:日本の漫画に中国人がどんな役割で登場してくるのか知りたい
  10. 実証研究と理論研究:まとめ

データを読む:平均値の比較2(09/26)

独立した2グループ間でのt検定

データを読む:平均値の比較3(10/03)

独立した2グループ間でのt検定

データを読む:平均値の比較4(10/10)

独立した2グループ間でのt検定
Rの基本操作

データを読む:統計ソフトの利用(10/17)

Rの基本操作
  1. R データ構造と基本文法
  2. R グラフ作成
  3. R ソース読み込み
  4. 実践編:基本統計量
SPSSの基本操作(参考)
  1. SPSS データの読み込み
  2. SPSS 基本統計量

データを読む:統計ソフトの利用2(10/24)

「データを読む」導入問題(R)
クロス集計と独立性の検定(SPSS 参考)
独立した2グループ間のt検定(R)
独立した2グループ間でのt検定(SPSS 参考)

データを読む:平均値の比較4-分散分析(10/31)

3グループ以上の平均差の検定

データを読む:平均値の比較5-分散分析(11/07)

3グループ以上の平均差の検定
3グループ以上の平均差の検定(R)
分散分析(SPSS 参考)

構造を発見する:相関関係(11/14)

相関係数

論文の主張と論証(11/21)

課題抽出(p.26)
研究方法の選択(p.128-,p.192-)
研究の問い(p.132-)
研究課題01
研究課題02

データと主張を繋ぐ(11/28)

研究の問い(p.132-)
研究課題02

論文の概略を作る(12/05)

論文の題名(p.242-245)
  1. 論文の題名:導入問題1:プロポーズの言葉-フォーマルインタビュー
  2. 論文の題名:導入問題2:プロポーズの言葉-歌詞分析
研究課題03
論文・提案書の流れ
研究課題04
論文書式の設定
論文の構成

文献リスト・引用・序論(12/12)

文献リスト(p.60)
引用
研究課題
序論
  1. 序論の役割(p.148,182)
  2. 序論の構成(p.183)
  3. 先行研究(p.158,186)
    • cf.「一次資料と二次資料」(p.154)
  4. 研究方法(p.200)

序論と本論(12/19)

序論
  1. 序論の役割(p.148,182)
  2. 序論の構成(p.183)
  3. 先行研究(p.158,186)
    • cf.「一次資料と二次資料」(p.154)
  4. 研究方法(p.200)
研究課題07
本論の構成
  1. 問いの細分化(p.134,236)
  2. 議論展開(p.142)
研究課題08

書き上げる(01/09)

「おわりに」(p.178,240)-結論
「はじめに」(p.245)-要旨
研究課題09
推敲・校正(p.110)
  1. 外来語と専門用語を扱う(p.104)
  2. 語句を明確に使う(p.20)
  3. 一文一義で書く(p.14)
研究課題10

成績評価

評価基準

レポートと平常点より総合的に評価する。

レポート(70%)
研究の問い:で定めた「規定文(仮説)」と「研究方法」に基づく疑似論文
平常点(30%)
「研究課題」以外の課題提出状況と内容

文献

テキスト
参考文献