任意のブロックをつくるタグ

第一章

これまで見てきたタグはすべてブロックレベル要素のタグで、文書内に一定の役割を持った塊をつくるものでした。しかし実際に文章を書くときは、HTMLで用意されている役割だけでは足りない場合があります。たとえば章代と段落を複数組み合わせて「章」全部を表現したいとしましょう。chapterタグなんて物はありませんから、HTMLで用意されているタグだけでは無理だということになります。

その代わりに無色透明のブロックレベルを構成するタグが用意されています。それがdivタグです。divタグはHTML内において明示的な意味を持たず、ただそれで囲まれた部分を「塊」として表現するだけのものです。そこでclass属性などを利用して、ページ作成者が任意の意味を付与することが出来るのです。

第二章

div要素の中には段落pのほか、表tableや箇条書き、引用blockquoteなどを入れることができます。このように複数の要素を一つの要素にまとめるときに特に有効に用いられます。