今日同じ学部の同級生からお前、ウェーバーのプロテスタンティズムと資本主義の精神も読んでないのかよと馬鹿にされた。むかついたので読んだ。その冒頭の一節から引き込まれてしまった。 さまざまな種類の進行が混在している地方の職業統計に目をとおすと、通常つぎのような現象が見いだされる。それはドイツ・カトリックは会議の席上や同派の新聞、文献の中でたびたび論議されていることだが、近代的企業における資本所有や起業家についてみても、あるいはまた上層の熟練労働者層、とくに技術的あるいは商人的訓練のもとに教育された従業者たちについてみても、彼らがいちじるしくプロテスタント的色彩を帯びているという現象だ なんか今のなんちゃって経営者論議に通じる話かなあ、とか思った。 Weber,Max,1920,Die protestantische Ethik und der 'Geist' des Kapitalismus(=1988,大塚久雄訳プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 岩波書店)