Excel講座

データの入力

本章で用いる実習用ファイル

excelDataInput

データの種類(データ型)

Excelはデータを3つの型に分けて扱う。

数値型: 四則演算が可能な値
Excel初期は右揃えになる
論理型: 「TRUE」(真)か「FALSE」(偽)かの2値
Excel初期は中央揃えになる
文字列型: それ以外のデータ
Excel初期は左揃えになる

	A	B	C	D
1	データ型	例
2	文字列型	浅倉樹々	1+3	tlue
3	数値型	1	=1/3	9/3
4	論理型	true	false	-
5

上表の通りに各セルに入力をしてみよう。

	A	B	C	D
1	データ型	例
2	文字列型	浅倉樹々	1+3	tlue
3	数値型	1	0.33333333	9月3日
4	論理型	TRUE	FALSE	-
5

「1+3」は計算されずに、文字列として扱われる。
「tlue」は文字列。
「=1/3」は計算されて、数値となる(数式の書き方は後述)。
「9/3」は日付と見なされる。日付は数値である。
「true」と入力すると論理型となり、大文字「TRUE」に変換される。
「false」も同様に論理型となり、大文字「FALSE」に変換される。

データ入力

	A	B	C	D	E
1		名前	身長	血液型	リーダー
2	1	山岸理子	155	B	TRUE
3	2	小片リサ	159	A	FALSE
4	3	新沼希空	160.2	O	FALSE
5	4	谷本安美	158	B	FALSE
6	5	岸本ゆめの	163	B	FALSE
7	6	浅倉樹々	153	AB	FALSE
8

上表の黄色いセルのデータを入力し、表を完成させたい。

列単位(身長・血液型…)で入力したほうが効率的な場合もあるが、行単位で入力した方が良いケースもある(アンケート票の入力など)。この場合、アクティセルの移動はTabキーとEnterキーを組み合わせて行う(矢印キーは使わないようにしよう)。

右へ移動:Tab
左に移動(戻る):Shift + Tab
次の行へ移動:Enter
上の行に戻る:Shift + Enter

セルC2に「155」と入力してTabキーを押す

	A	B	C	D	E
1		名前	身長	血液型	リーダー
2	1	山岸理子	155
3	2	小片リサ
4	3	新沼希空
5	4	谷本安美
6	5	岸本ゆめの
7	6	浅倉樹々
8

アクティブセルがD2になる

	A	B	C	D	E
1		名前	身長	血液型	リーダー
2	1	山岸理子	155
3	2	小片リサ
4	3	新沼希空
5	4	谷本安美
6	5	岸本ゆめの
7	6	浅倉樹々
8

セルD2に「B」と入力してTabキーを押す

	A	B	C	D	E
1		名前	身長	血液型	リーダー
2	1	山岸理子	155	B
3	2	小片リサ
4	3	新沼希空
5	4	谷本安美
6	5	岸本ゆめの
7	6	浅倉樹々
8

セルE2に「true」と入力してEnterキーを押す

	A	B	C	D	E
1		名前	身長	血液型	リーダー
2	1	山岸理子	155	B	true
3	2	小片リサ
4	3	新沼希空
5	4	谷本安美
6	5	岸本ゆめの
7	6	浅倉樹々
8

アクティブセルがC3になる

	A	B	C	D	E
1		名前	身長	血液型	リーダー
2	1	山岸理子	155	B	TRUE
3	2	小片リサ
4	3	新沼希空
5	4	谷本安美
6	5	岸本ゆめの
7	6	浅倉樹々
8

※Tab(修正するときはShift + Tab)とEnterで全データが入力可能となる。

Shift + EnterでアクティブセルがC2になる

	A	B	C	D	E
1		名前	身長	血液型	リーダー
2	1	山岸理子	155	B	TRUE
3	2	小片リサ
4	3	新沼希空
5	4	谷本安美
6	5	岸本ゆめの
7	6	浅倉樹々
8

※Shift + Enterで1行前に戻る。

アクティブセルの移動

連続するデータ範囲で列移動: Ctrl + → / ←
連続するデータ範囲で行移動: Ctrl + ↓ / ↑
A列に移動: Home
[A1]に移動: Ctrl + Home
データの入力されている最後のセルに移動: Ctrl + End

データの連続入力(オートフィル)

規則性のあるデータはマウス操作で連続入力することができる。

	A	B	C
1	月	日	連番
2	1月	1月1日	1
3			2
4
5
6
7

セルA2とB2をアクティブセルにする。
セルB2の右下角の緑の四角にマウスポインタを持っていく
マウスポインタがになったら、下方向にドラッグ

	A	B	C
1	月	日	連番
2	1月	1月1日	1
3	2月	1月2日	2
4	3月	1月3日
5	4月	1月4日
6	5月	1月5日
7

連番の場合、一つのセルでは完結しない。1ごと、10ごと、奇数番、偶数番など様々な可能性があるからだ。

等差数列の原理で前二つの値が確定すれば、残りの連番が確定する。

	A	B	C
1	月	日	連番
2	1月	1月1日	1
3	2月	1月2日	2
4	3月	1月3日
5	4月	1月4日
6	5月	1月5日
7

セルC2とC3をアクティブセルにする。
セルC3の右下角の緑の四角にマウスポインタを持っていく。
マウスポインタがになったら、下方向にドラッグ(ドラッグせずにダブルクリックすると左列と同じ行数分データが入力される)。

	A	B	C
1	月	日	連番
2	1月	1月1日	1
3	2月	1月2日	2
4	3月	1月3日	3
5	4月	1月4日	4
6	5月	1月5日	5
7

※データの連続入力は本来数値、数式に用いるものであり、A列(月)のような文字列には限定的に使用できる(曜日など)。

文字列の場合、事前に「ユーザ設定リスト」に設定してある項目のみ、連続入力が可能である。

	A	B	C
1	月	1月
2	日	9月1日
3	連番	1	2
4
5

連続入力(オートフィル)は縦方向だけでなく、横方向にも使用できる。

課題:データの連続入力(形式)

下表をオートフィルを用いて適当な行・列数分、データを入力せよ。

	A	B	C	D	E	F	G
1	月(英語)	月(英語2)	月(和名)	曜日	曜日(英語)	曜日(英語2)	連番(奇数)
2	Jan	January	睦月	日	Sun	Sunday	1
3							3
4
5
6
7

	A	B	C
1	月(英語)	Jan
2	月(英語2)	January
3	月(和名)	睦月
4	曜日	日
5	曜日(英語)	Sun
6	曜日(英語2)	Sunday
7	連番	1	3
8