Excel講座

数値書式設定の詳細

数値書式の詳細は[セルの書式設定]ダイアログボックスから行う。

1. [数値]より[セルの書式設定]ダイアログボックスを開く。

2. [セルの書式設定]ダイアログボックスから[表示形式]→[ユーザ定義]→[種類(T):]

[種類(T):]に入力されている文字列「yyyy/m/d」が今回のケースで設定されている書式である。Excelでは数値書式は文字列で定義されている。

この書式設定の記法を理解すると、柔軟な書式設定が可能となる。完全に理解できずとも、ある程度読んで、修正できるようにはしておいた方が良い。

日付・時間(※日付・時間はまだまだ記法がある。別途、「日付・時間」のときに改めて学習する)

年

• yyyy…4桁の年(ex.2000)
• yy…2桁の年(ex.00)

月

• mm…2桁の月(ex.09)
• m…1桁の年(ex.9)

日

• dd…2桁の日(ex.03)
• d…1桁の日(ex.3)

曜日

• ddd…英語の曜日(ex.Sun)
• dddd…英語の曜日(ex.Sunday)
• aaa…日本語の曜日(ex.日)
• aaaa…日本語の曜日(ex.日曜日)

時

• hh…2桁の時(ex.01)
• h…1桁の時(ex.1)

分

• mm…2桁の分(ex.09)
• m…1桁の分(ex.9)

※:(コロン)の後、ないしは[]の中にある場合

「数値」

• 0…数字、最小桁の値が「0」の時は「0」と表示
• #…数字、最小桁の値が「0」の時は非表示
• ,…桁区切り
• .…小数点
• _(アンダーバー)…次の文字幅分の間隔を空ける
• (半角スペース)…半角スペース分の間隔を空ける
• [赤]…赤字にする
• ;…正の設定;負の設定
• "…文字列を書式に含めたいときには"(ダブルコーテーション)で括る(ex.書式:0"cm", データ:153 → 153cm)

と設定したとする。

[数値]より[桁区切り(,)を使用する(U)]にチェックを入れ、-1,234を選択した場合

#,##0_ ;[赤]-#,##0 (半角スペース)

• #,##0…千の位で桁区切り
• #,##0…もし値が「0」なら「0」と表示
• _ …数値の右側に余白を入れる
• ;[赤]…負の値の場合、文字を赤くする

[数値]書式を選択するとこの余白が邪魔になることが多い。そのときは「_」(アンダーバー)「 」(半角スペース)を「ユーザ定義」「種類」から削除する。

#,##0;[赤]-#,##0

そもそも負の値が赤字である必要は少ない。そうであれば

#,##0

でよい。

結論

Excelの書式設定で[数値]を用いる必要は無い。桁区切りが必要なら、[桁区切りスタイル]ボタンを用いるのが簡便。

ただし[桁区切りスタイル]ボタンを使用すると書式は[通貨]となり、負の値の時は赤字になる。

課題:数値の書式(形式)

下表のような表示になるように書式を設定せよ。