Word講座

テキストデータの読み込み

文字データは最初からワープロで入力するのでは無く、外部から提供されることがある。そのときの文字データはtext形式で提供されるのが一般的である。text形式のファイルはテキストエディタ(ex.メモ帳)などでも編集することができる汎用性の高いファイル形式である。

テキストファイルのインポート

テキストファイルがローカルドライブ・OneDriveなどにあれば、そのファイルを直接Wordに読み込むことができる。その際にはテキストファイルの文字コードが問題になるケースも(ごくまれに)あるので、一応知っておくこと。

Shift_JISファイル
Shift_JISのテキストファイルをメモ帳で開いた

Shift_JISファイル

UTF-8ファイル
UTF-8のテキストファイルをメモ帳で開いた

UTF-8ファイル

  1. Wordの初期画面(「ファイル」メニュー)より「開く」を選択
    「開く」
  2. 「参照」を選択
    「参照」
  3. 「ファイルを開く」画面が出る。ここから目的のファイルが保存してあるフォルダを探す(今回は「デスクトップ」にあるものとする)。
    「Word文書」だけが見つかる

    しかし目的のファイルがない!

    「Word文書」だけが見つかる設定になっているからだ。

  4. 「すべてのWord文書(*.docx…)」の部分をクリックすると開きたいファイルの種類が選択できるので、「テキストファイル(*.txt)」に変更する。
    ファイルの種類を「テキストファイル(*.txt)」に変更
  5. 開きたいファイルが見つかれば、それを選択して「開く」。
    テキストファイルが見つかる
  6. 「プレビュー」で文字化けしていなければ、そのまま「OK」をクリック(文字化けしていたら、「エンコード方法」を何とかすると上手くいくかもしれない)。
    Shift_JISファイルの時
    Shift_JISファイルを開く
    UTF-8ファイルの時
    UTF-8ファイルを開く
  7. 無事テキストファイルがWordで開けた、が、文字のフォントが美しくない!
    フォントが「MSゴシック」

    「MSゴシック」はあまり見たくないフォント。

  8. 全文選択(Ctrl+A)してから「標準」スタイルを適用する。
    全文選択してから「標準」スタイルを適用する
  9. 本文のフォントが「游明朝」になった
    本文のフォントが「游明朝」
  10. 「ファイル」メニューを選択
    「ファイル」メニュー画面
  11. 「書式なし」から「Word文書」に変更して、「保存」する。
    ファイルの種類変更画面

「コピペ」

テキストファイルをWordに読み込む由緒正しいやり方は上記であるが、「コピペ」の方が簡便。

新規Word文書にテキストデータを「コピペ」する
  1. テキストファイルをテキストエディタ開く
  2. 「Ctrl+A」で文字データを全文選択
  3. 「Ctrl+C」で「コピー」
  4. 新規Word文書ウィンドウにフォーカスを移して「Ctrl+V」で「貼り付け」(ペースト)

おしまい。

ウェブサイトの文字データ

ウェブサイト上の文字データは厳密な「テキストデータ」ではない。この場合単に「貼り付け」(ペースト)するとウェブサイトの書式情報が残ってしまう。

「貼り付けのオプション」

「テキストのみ保持」を選ぶ。

課題:例題(docx形式)

入力済みテキストファイルをWordに読み込み、フォントを「游明朝」にしたものを「テキストデータの読み込み.docx」という名前で保存せよ。