Word講座

ページ設定

何事も大枠を決めてから細目を決めるのが効率が良いものだ。Wordの設定も同じ。というのでまずは「ページ」全体の設定を行う。

[ページ設定]グループ
「レイアウト」「ページ設定」

[レイアウト]タブをクリックすると[ページ設定]グループが現れる。その右下隅をクリック。

[ページ設定]ダイアログボックス[用紙]
「ページ設定」ダイアログボックス

ここでも「大枠」→「細目」。

  1. 用紙
  2. 余白
  3. 文字数と行数

の順に設定していく。

[用紙]は一般的に「A4」。

[ページ設定]ダイアログボックス[余白]
「余白」

余白は取り過ぎると「文字数」が限られてしまい、少なすぎると読みづらくなる。

[ページ設定]ダイアログボックス[文字数行数]
「文字数と行数」
  1. [文字数と行数]タブではまず[フォントの設定]を行う。
    [フォント]ダイアログボックス
    「フォント」

    フォントはフォントの大きさとフォントの種類を設定できる。

    大きさはだいたい10.5ptが一般的である。大きくしすぎると「文字数」が限られ、小さすぎると老眼では読みたくなくなる。

    フォントはゴシック(sans-serif)系と明朝(serif)系に分かれる。Windows環境なら

    ゴシック系
    • 日本語フォント…游ゴシック
    • 英字フォント…Arial, Calibri
    明朝系
    • 日本語フォント…游明朝
    • 英字フォント…Times New Roman

    ぐらいが無難。

    日本語は明朝系を多用するが、英語ではsans-serif(ゴシック系)が普通。

  2. そのあと文字数と行数を決める。
  3. [文字数]を「40」にすると「原稿用紙n枚」という仕様に対処しやすい。[行数]は「30~35」の間が無難。

予定していた文字数や行数が入らない時には

  • 余白を減らす
  • 文字を小さくする
  • 「行送り」の数字を小さくする
  • 予定を変更する
行数、文字数の確認
「ステータスバー」で「行番号」と「列」を表示

行数、文字数が指定通りになっているか、確認する。一番右下にカーソルを置く。文字数は「列」数で見るが、「列」数は「文字数」より1文字多く表示される(行頭が1になるから)。

これですべて上手くいく!べきなのだが、そうはいかないことがある(「行数」が多い時)。訳が分からないよ?

なんとなんと[段落]設定が悪さをすることがあるのだ。

「行数」設定が上手くいかない時

1ページあたりの行数を40に設定するとする。(1-45)まで設定できると表示されているのだから、当然できるはずだ。

[段落]ダイアログボックスで「行数」を「40」に設定
「段落」ダイアログボックスで「行数」を「40」・「行送り」は「16.4pt」
「行番号」が20

なんと、なぜか行数が20しかない。これはどうしたことか。

というわけで、ここで不本意ながら文書「標準」の「段落」設定をしなければならない。

  1. 「行送り」の数字(今回は「16.4pt」)を覚えておく。
  2. [デザイン]→[ドキュメントの書式設定]→[段落の間隔]→[ユーザ設定の段落間隔]
    [デザイン][ドキュメントの書式設定][段落の間隔]
    スタイルの管理
    [段落の間隔][行間]=「固定値」[位置]」=「16.4pt」

    [行間]を「1行」→「固定値」・[位置]を[行送り]で設定された数字(今回は「16.4pt」)に変更する。

  3. 「行番号」が40になる

    無事行数が40になる。

課題0:例題(docx形式)

40文字×35行で書式設定をした白紙のWordファイルを「ページ設定.docx」というファイル名で保存せよ。