研究課題02
情報社会学概論レポート:論点とデータ(形式)
- 本章で用いる実習用ファイル
- 課題(前掲)
-
情報社会学概論レポートをあなた自身が書くとして、その構想を纏めよ。
※配布データ以外のデータ(先行研究・新聞雑誌記事・インタビュー調査など)は自由に収集できるものと想定する。
※「規定文」を導く複数の論点の中から、2つ以上の論点については配布データ(量的調査データ)から導けるものとせよ。
- 作業ミッション
-
研究の問いを参考のうえ、前回定めた研究テーマ(建前上はそうだが、今回は前回のテーマ設定に囚われる必要はない)と上記課題に掲載されている調査データを元にして「規定文」とその「論証手段」(論点とそれを支えるデータのセット)をPowerPointスライドファイルに記述せよ(論文タイトルは今回は不要)。
- 1ページ目:タイトル
-
今回はなにも記述しなくて良い。
- 2ページ目:主張と論点(前回分の微調整)
-
- 規定文(論文全体の主張)
-
- 論点1
- 論点2
- 論点3
- 論点…
※最低1つは配布済み量的調査データから導けるものとせよ。
- 3ページ目~:論証手段(配布済み量的調査データより)
-
- 論点:(データから導けることを一文で書く)
-
一つあるいは複数の分析結果から、論点に繋げる。
- データ分析結果
-
色々な変数の組み合わせで分析を行い、有意となる結果を二つ以上導き、その結果を記録せよ。グラフも添付すること。
- 分析に用いるツールはExcelでもRでもSPSSでも構わない
- 分析用スクリプトの読み込み(事前にやってあれば不要)
-
source("http://kyoto-edu.sakura.ne.jp/weblesson/statistics/socialStatisticsBasic.R")
- 大学生のICT利活用と日常生活との関連に関する調査データのRへの読み込み
-
data <- read.csv("https://kyoto-edu.sakura.ne.jp/weblesson/statistics/data/ITDevice.csv", fileEncoding = "utf-8")
- 量的調査データ分析手法
-
- 名義尺度*名義尺度→クロス集計:データを読む:質的データの集計(Rを用いたクロス集計)
crossTable <- crosstab(NAME, NAME, data) result <- summary(crossTable) result
- NAME:列名(質的変数:問5 etc以前)
- 名義尺度*比例・間隔尺度→分散分析:3グループ以上の平均差の検定(Rを用いた分散分析)
result <- oneway.factorial.anova(NAME1~NAME2, data) result
- NAME1:列名(量的変数:問7 book_cost以降)
- NAME2:列名(質的変数:問5 etc以前)
- 比例・間隔尺度*比例・間隔尺度→相関分析:構造を発見する-疑似相関(Rを用いた相関分析)
result <- correl(data[c(NUM,NUM)]) result
- NUM:列番号(量的変数:問7以降))
- 列番号の区切り「,」(カンマ)を「:」(コロン)にすると連続する列番号の相関行列を出力する
- 疑似相関は想定しなくても構わない。
- 名義尺度*名義尺度→クロス集計:データを読む:質的データの集計(Rを用いたクロス集計)
- 出力結果をファイルに出力する
-
write.output(result,"FILENAME.csv")
- FILENAME:任意のファイル名
※上記分析結果より、「有意性」が得られたものから、論点を導くこと。
- それ以降:論証手段(自由に収集したデータ)
-
- 論点:規定文に寄与する論点を自由に設定する
-
どのようなデータがあれば論証可能か、自由に発想し、なるべく具体的に説明せよ。