論文・レポートの書き方を学ぶ
講義概要/Course outline
レポート・卒業論文の執筆、および卒業後の進路において必要となる文書作成能力を養うことを目的とします。前期の授業では、基本的な日本語文章の書き方をしっかりと習得し、短いレポートを確実に書けるようにします。後期はさらに完成度の高い、比較的長めのレポートを作成できる能力を身につけ、論文の執筆に着手できる水準に達するようにします。
到達目標/Attainment objectives
学生が日本語の文章を正確に書く能力を習得し、レポート・論文作成の基礎となる能力を身につけることを目標とする。
持ち物
- 黒ペン・赤ペン
※ほかに3色程度フリクションがあれば便利である。 - テキスト(『これから研究を書くひとのためのガイドブック』)
配布物・参考資料など
実習内容
オリエンテーション(04/12)
- ライティング実習1Aの復習
- 課題
- 提出物
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- a99327宛てのメール
- 解答例
ブレーンストーミング-04(04/19)
- ブレーンストーミング
- 資料類
- 課題
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- 資料を参考の上、μ国に関してブレーンストーミングを行え(20分)。
- ブレーンストーミングで挙げられたキーワードを似た項目ごとにまとめてラベルを付けよ(10分)。
- ラベルを一つ選択し、それに沿ってμ国に関する簡単な紹介文を書け(200字程度-15分)。
- 「パソコン」と「スマートフォン」に関する「マップ」を作成せよ(15分)。
- マップをもとに「パソコンとスマートフォンの使い分け」について文章にせよ(500字以内-20分)。
- 提出物
「学術的」文章-01(04/26)
- 学術的文章
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- 学術的文章とは(p.10)
- 配布物
- 課題
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- テキスト「01 学術的文章とはどのような文章か」を読んで、学術的文章とはどのような文章か、簡潔にまとめよ(50字以上80字以内)。
- レポート例01-00を採点表に従って採点せよ。
- 提出物
- 解答例
語句の選択1-14(05/10)
- 専門用語・語句
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- 外来語と専門用語を扱う(p.104)
- 課題
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- 外来語と専門用語を扱う課題の指示に従って文を修正せよ。
- 提出物
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- 課題「外来語と専門用語を扱う」(manabaに直接記述)
- 解答例
語句の選択2-03(05/17)
「文」を書く-02(05/24)
- 文
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- 一文一義で書く(p.14)
- 配布物
- 課題
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- 「一文一義で書く」の練習問題に解答せよ、また「導入」の文章も修正せよ。
- 「一文一義」課題に解答せよ。
- 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の日本語訳を一文一義の原則に照らして修正せよ。
- 提出物
- 解答例
「パラグラフ」を書く1-08(05/31)
- 論理レベル
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- 論理レベルの調整をする(p.52)
- 配布物
- 課題
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- 「論理レベルの調整をする」の問題を解け。
- 提出物
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- 課題「論理レベルの調整をする」(manaba)
「パラグラフ」を書く2-08(06/07)
- パワー・ライティング
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- 論理レベルの調整をする(p.52)
- 配布物
- 課題
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- 「論理レベルの調整をする」の問題を解け。
- 『社会学的方法の規準』一節のパワーパターンを解析せよ。
- 提出物
- 解答例
「パラグラフ」を書く3-05(06/14)
- パラグラフ・ライティング
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- 「パラグラフ」を作る(p.32)
- 配布物
- 課題
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- 「『パラグラフ』を作る」の問題を解け。
- 『社会学的方法の規準』一節をパラグラフライティングの基本形に準じたものに書き換えよ。
- 提出物
- 解答例
論証する1-13(06/21)
論証する2-06,07(06/28)
- 主張と根拠
- 配布物
- 課題
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- 「主張を根拠で支える」の問題を解け。
- 「陳述を並列させる」の課題に解答せよ。
- 提出物
- 解答例
文献1-09(07/05)
文献2-09(07/12)
文献3-10,11(07/19)
- 論文書式
- テンプレート
- 引用
- 配布物
- 課題
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- 課題「ブロック引用」を解答せよ。
- 課題「要約引用」を解答せよ。
- レポート例1-10を指示に従って修正せよ。
- 提出物
- 解答例
推敲・校正(07/26)
- 推敲・校正をする(p.110)
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- 推敲の手順(p.110)
- 推敲のコツ(p.111)
- 校正をする(p.112)
- 配布物
- 資料類(再掲)
- 課題
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- レポート例01-00を「論文評価基準」に照らして可能な限り修正せよ(「文章量」は気にしなくてよい)。
- 提出物
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- 「比較社会学レポート」(docx形式-manaba)